サッカーボールの男の子。

歩いてカフェに向かっている途中で、男の子を見かけた。
男の子は小学校低学年くらい。信号待ちをしながら、サッカーボールを上に投げていた。上手にキャッチしていたけど、落としてしまうこともあって、車道に出てしまわないか心配になった。

声をかけようかなと近づいたら男の子と目があって、男の子がちょっと気まずそうに目を逸らしたときに、信号が変わった。特に言葉はかわさなかったけれど、きっとその子のお母さんと同世代の私に怒られるかもしれないと、男の子は反射的に思ったのだろう。

子供の頃、お母さんにかぎらず周りの大人は、何かにつけて「気をつけなさい」と言ってきた。ときには「あぶない」と怒った。

(そんなことないのに…。)と悔しい気持ちもあったけど、大体は大人が合っていて、気をつければよかった、危なかったと思ったときは多かった。だから、だんだんと大人になっていったんだと思う。

私は小さい頃、おとなしい子供で、「そこにいなさい」と言われたら、動かずにひたすらそこに居た。私は3人兄弟の長女なのだけれど、妹と弟は私とは正反対で、親が抱っこからおろすと、すぐに走っていってしまう子供たちだった。1人目の子供のつもりでいたら、2人目以降がそんな感じだったから、親は妹たちの子供らしい行動に慌てたと聞いた。

元々の性格だと思うけど、私は失敗するのが苦手だ。自覚したのはもっと後だけど、きっとその気持ちは小さい頃からあったのだと思う。失敗したくないから、失敗するくらいならやらない。そう思って居た時期は確かにある。きっと今も完全には無くなっていなくて、ひょっこり顔を出すこともある。

でも、今は振り切れるようになった。失敗はこわいけど、失敗してもやりたいことはある。

ボールを蹴っていた男の子。失敗したら危ないと思ったけど、失敗したら学ぶことがある。失敗しないかもしれないし、失敗して迷惑をかけてしまったら謝ればいい。

そして、何度でもやり直せる。

歩道には柵があって、そこにぶつかってボールは戻ってきていた。

きちんと戻ってくるボールのある世界。

その中で、失敗しながら自分らしく生きていこうではないか。

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この記事を書いた人

ライター。
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(Web記事、SNS運用)

・みんなのカレッジ「SNS運用コース運用コース」講師
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