私が「メンタルブロック」をはずせた日【今日のnote】

【メンタルブロック】
自分自身でブレーキをかけて諦めてしまうこと。
「自分には無理だ」という思い込み。

最近、友人と会うと話題に上がる言葉である。

私には、尊敬している友人が二人いる。その二人とは同時期に知り合って、少しだけ年上なのだが、本当に尊敬していて、数年後にこうなっていたいと思える女性たちである。1か月に1回程度、定例会として飲んで話す、気の置けない友人。まだ知り合って1年もたっていないのに、もう何年も一緒に過ごしたような感覚がある。

三人ともポジティブなところが似ていて、啓発本なども読むタイプだから、友人の一人が最初にメンタルブロックについて話したときは、少々前のめりに聞いてしまっていた。その後も時折り、話題に登場するメンタルブロックだが、ほとんどの人が気づかずに影響を受けていることだと感じている。

目次

私とは違う世界というブロック

私の過去とメンタルブロックの話題は、なかなか近しいものがある。10年前くらいの私は、ずっと地元にいて、地元で結婚をして、子供を産んで、一般的な家庭を築いていくことしか考えていなかった。きっと10年後には、2人位の子供がいて…と漠然と考えていた。それ以外に選択肢はないように感じていた。

私の両親はきちんとしていて優しいから、特に強制されたわけではなくて、私自身がそうブロックしていたのだと思う。

メディアで目にするような活躍している人と私は違う世界に住んでいる。私は地元を出ていくことはできないし、他の仕事をすることもできない。だから、何も考えずに生きていこう。特に疑問を感じずにそう思っていた。

地元で就職すること、同じ仕事を続けることは立派なことだし、今も地元で頑張っている友人を尊敬している。ただ、私は自分のことを何も知ろうとしないまま、決断をしてしまおうとしていたことが問題だった。

地元ブロックがはずれたきっかけ

私は「地元を離れるのは無理だ」と考えながらも、当時つきあっていた彼とも結婚の話にもならず。それでも仕事は楽しかったし、やりがいを感じていた。そんなときに、彼の福岡転勤が決まった。私が28歳のときだった。

彼は航空関係の仕事をしていたから、拠点がある福岡への転勤で、当時の私のキャパシティでは、到底受け入れられない出来事だった。

「もしかしたら、福岡転勤になるかもしれない」と聞いたのは9月半ば。以前も同じような話はあって、いやだと感じていたから考えないようにしていた。そして、その数日後。彼と一緒にいる時に会社から電話がかかってきて、電話から戻ってきた彼に「福岡が決まった」と打ち明けられたのだった。1週間後の10月には彼は福岡へ旅立った。

それが、私と福岡を結んだ出来事だった。今思えば不思議なめぐりあわせである。

恋愛メンタルブロック

遠距離になることで、つきあうか、別れるかという話もしたが、その時の私には別れるという選択肢がなかった。「別れるのは無理だ」という、ある意味のメンタルブロックかもしれない。

そして1年半、遠距離恋愛をした後、私も福岡に転勤できることになり、引っ越しをした。彼の性格が好きだったので、なにもない限りつきあい続けると思っていたし、友達も知り合いもいない土地に引っ越すことを、何の疑問もなく、案外簡単に決めてしまったのである。

ある意味、地元メンタルブロックを外したのは、つきあい続けるメンタルブロックだったのかもしれない。

メンタルブロックをはずせた日

福岡に引っ越してから、一緒に住み始めて楽しいことも多かったけど、今思えばなかなか嫌なことも多かった。

彼は気前が良すぎるところがあって、後輩におごるのは当たり前だし、私に突然サプライズでプレゼントをくれることもあった。

ただ。家の電気が止まるほど、お金をギリギリまで使ってしまうのである。そして、ちょっとした嘘をつく。電気代を払ったというから、安心していたら、家に帰って電気が止まっていたということが2.3回あった。シフト勤務で、帰ってくると宣言した時間にはまず帰ってこない。連絡無精で、どこにいるかわからないことが普通。要するにきちんとしていない人だった。

こんなに書いてしまうと嫌な人のように見えてしまうけど、優しいし、基本的な性格は好きだったから、別れようとは思わなかった。

そんなとき、つきあい続けるメンタルブロックがはずれる日がくる。メンタルブロックが外れるほどの男性と出会ってしまったのだ。

そのとき感じていた「こうだったらいいのに」とすべて持っている人だった。そして「こうなりたい」も兼ね備えていた。当時の私から見たら最強の存在である。そんな力に引っ張られたら、ひとたまりもない。

そして、その出会いから3カ月ほどで、案外簡単に「つきあい続けるブロック」は、はずれた。私のことを冷たいと思うかもしれないが、9年もつきあったのだから、もう、許してもらいたい。

仕事メンタルブロック

仕事についても「辞めるのは無理だ」というメンタルブロックは発動していた。私は最初の転職で、良い条件の会社に入ることができた。定時勤務で残業ほぼなし。リアルに残業が1か月に1,2時間ほどしかない月が続くような仕事だった。

ただ、その分やりがいを感じにくく、自分なりにモチベーションを上げて前のめりに頑張っていたら、浮いてしまう状態。小さな職場で同僚は5人ほど。ほぼ全員が20年ほど働いている職場で、新人の私に対して「できるはずがない」というメンタルブロックがあるような環境だった。

わたしはメンタルブロックに気づかず、良い職場環境にいられて、幸せなはずなのに苦しいのはなぜなのかと考えていた。そして違和感を感じながら働いていて、理不尽なことが起きた。いや、それまでも理不尽ことばかりだったけど、もう限界になるほどの理不尽さだった。そんなときに、私は進めていないことに気がついた。

前に進むために転職したはずだったのに、取り残されていて、私は本当にやりたいことをできていないのではないか。本当にやりたいことをできないのはなぜか。今、自分が変わるべきなのではないか。私の感情は、わけがわからなくなるほどに、どんどん溢れてきた。そして、数カ月後、私は退職を申し出たのである。

少々手荒な手段で、私の仕事に対する「辞めるのは無理」というメンタルブロックははずされた。

これからは自分で

私はとても運がいいので、メンタルブロックがはずれるための、きかっけをもらえてきた。ただ、これからは自分の手でメンタルブロックをはずしていかなくてはいけない。と考えている。

人生にやってできないことはないと思う。今は時代に可能性があふれている。メンタルブロックをかけている場合ではないと思うのだ。

昨日会った友人たちとも、いつかは一緒に働きたいと思っているし、それまでにいろいろなことにチャレンジして、吸収して、力をつけたい。

フリーランスとして自分の道を歩き始めたのだから、自分に責任をもって歩いていこう。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ライター。
・2024年度実績▶1700記事納品
(Web記事、SNS運用)

・みんなのカレッジ「SNS運用コース運用コース」講師
・Voicyパーソナリティ
・Webメディア・HP・新聞などの実績あり
・アパレル→保険→通販→ライター
・福岡在住、千葉出身
・趣味はバイクです🏍

目次