「最近、“手書き”で文字を書いていますか?」
スマホやパソコンを使えば、メモもスケジュール管理も完結する今の時代。
それでも今、「手で書く」ことをあえて取り戻そうとする人たちが増えています。
その象徴のひとつが、富士通が開発したデジタルペーパー「クアデルノ」。
一見タブレットのような見た目ですが、使ってみると驚くほど紙に近い書き心地。
ブルーライトもなく、目にもやさしく、PDFへの直接書き込みやクラウド連携もできる、
まさにアナログとデジタルのいいとこ取りのようなガジェットです。
名前の「クアデルノ」は、イタリア語で“ノート”や“帳面”を意味します。
紙の手帳文化にデジタルがそっと寄り添ったような存在感に、じわじわと注目が集まっています。
書くことが整える理由
この背景にあるのは、**「デジタル疲れ」**です。
膨大な情報にさらされ、常に誰かとつながっている。
その便利さの裏側で、知らず知らずに自分の思考や感情を置き去りにしてしまうことがあります。
そんなときこそ、「手で書く」という行為が有効なんです。
・考えが整理できる
・感情が言語化される
・自分の本音に気づける
書くことは、記録以上に“整える行為”として、心に作用する力を持っています。
習慣にするコツ
書く習慣は、クアデルノのようなツールがあってもなくても始められます。
必要なのは、「スマホじゃなくて紙に書いてみよう」という意識だけ。
まずは今日の予定、今の気分、最近気になっていること。
なんでもいいので、紙に書いてみてください。
書くことで、思考や気持ちの“出口”ができる。
それだけで、驚くほど心がスッと軽くなることがあります。
おわりに
便利なツールはどんどん増えていくけれど、
“手を動かす時間”は、どんな時代でも私たちに必要なもの。
もし最近、頭の中が散らかっているなと感じたら──
スマホを閉じて、ペンと紙を手に取ってみてください。
言葉になった瞬間、きっと少しだけ、自分を取り戻せるはずです。
この内容はVoicy「5分で聴けるシンプルラジオ」でお話しした回をもとに再構成しています。
よかったら音声でも聴いてみてください📻
https://voicy.jp/channel/3614/6722945