AIで文章を作ると、読みやすく自然に見えても、数字や日付、引用、出典が正しいとは限りません。OpenAIも、ChatGPTは自信のある表現で誤った情報や、存在しない引用・研究・参照先を示すことがあるため、重要な情報は信頼できる情報源で確認するよう案内しています。
結論:ファクトチェックは、原稿から「確認できる事実」を抜き出し、内容に合う一次情報と一つずつ照合します。AIに再確認させるだけでは完了しません。
AI文章で確認したい7項目
- 数字・割合・ランキング
- 日付・期間・更新時点
- 料金・プラン・商品仕様
- 法律・制度・公的な手続き
- 人名・社名・サービス名
- 引用・研究・統計の出典
- 体験談・効果・比較表現
ファクトチェックの5ステップ
1.原稿から事実を抜き出す
「正しい・間違い」をすぐ判断せず、検証できる記述へ印を付けます。数字、固有名詞、引用符、断定表現を優先すると見落としを減らせます。
次の原稿から、公開前に確認すべき記述を抽出してください。「原稿の記述/確認する内容/適した一次情報」の表にしてください。正しいと断定せず、確認項目の整理だけを行ってください。[原稿]
2.確認先を決める
- 法律・制度:e-Gov、官公庁、自治体
- 料金・仕様:提供会社の公式サイト、利用規約
- 統計:調査を実施した公的機関・研究機関
- 論文:論文本文、出版社、研究機関
- 引用:発言者の原文、公式動画、一次資料
まとめサイトや検索結果の要約だけで終えず、元のページまで開きます。
3.発行日と更新日を確認する
内容が正しくても、古い料金や制度では読者の判断を誤らせる可能性があります。発行日、更新日、適用開始日を確認し、必要なら「2026年7月時点」のように基準日を明記します。
4.原稿と一次情報を照合する
主語、対象期間、条件、単位を含めて照合します。「最大」「無料」「必ず」など、条件を省くと意味が変わる言葉にも注意します。
5.修正履歴を残す
確認したURL、確認日、修正理由を簡単に記録すると、再確認や更新がしやすくなります。リンク切れに備え、ページ名と運営主体も残します。
AIだけに再確認させてはいけない理由
同じAIへ「本当ですか」と聞き直しても、誤った前提を保ったまま別の説明を作ることがあります。検索機能や引用が付いていても、リンク先が記述を裏付けているかは人が確認します。
公開前チェックリスト
- すべての数字に確認先がある
- 料金・仕様の基準日が分かる
- 引用が原文と一致している
- リンク先が主張を裏付けている
- 体験していないことを体験談にしていない
- 健康・法律・金融などは専門家や公的情報を優先した
- 確認できない記述を削除または不確実と明記した
文章作成の工程別プロンプトは、Webライター向けChatGPTプロンプト集で紹介しています。AI活用全体の考え方は、WebライターのAI活用方法も参考にしてください。
よくある質問
出典が書いてあれば信用できますか?
出典名だけでは判断できません。実在するページか、原稿の主張を実際に裏付けているか、情報が最新かまで確認します。
すべての文章を調べる必要がありますか?
感想や意見ではなく、読者が客観的事実として受け取る記述を優先します。判断や費用に影響する情報ほど慎重に確認します。
まとめ
AI文章のファクトチェックは、事実の抽出、一次情報の選定、更新日の確認、照合、記録の順で進めます。AIは確認項目を整理する補助役として使い、公開判断は書き手が行いましょう。






