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クライアントからもらった原稿を、AIのチャット画面に貼り付けようとして、指が止まったことはありませんか。
誤字脱字を見てもらうだけなのに、まだ世に出ていない文章を丸ごと外部に渡していいのか。規約を読めばいいのはわかっているけれど、案件ごとに毎回それを確認するのも現実的ではない。わたしはこの引っかかりを、けっこう長いあいだ抱えていました。
この記事では、その不安の正体を整理したうえで、校正専用のツールという選択肢を紹介します。
先に書いておくと、わたし自身はこのツールを使っていません。いまはChatGPTとWordの読み上げ機能でやりくりしています。使ってみた感想を書く記事ではなく、「こういう選択肢があって、こういう人には向きそう」を整理した記事です。
汎用AIに原稿を貼るとき、何が気になるのか
整理すると、引っかかりは3つに分かれます。
- 入力した文章がどう扱われるか。学習に使われるのか、設定で変えられるのか
- クライアントのルール。そもそもAIツールへの入力を禁じている案件がある
- 未公開情報。発売前の商品名、取材相手の発言、公開前のプレスリリース
2つ目と3つ目は、ツールを変えても消えません。契約と情報の性質の話なので、どのサービスを使うかに関係なく自分で判断する必要があります。
変わりうるのは1つ目です。
校正専用ツールという選択肢
汎用のチャットAIではなく、日本語の校正だけを目的に作られたサービスがあります。そのひとつがShodo(ショドー)です。
公式サイトのよくある質問に、こう明記されています。
いいえ、ShodoのAIはお客様が投稿した文章を学習しません。無料プラン、有料プランに関係なく学習をしません。
1つ目の引っかかりに対して、サービス側が答えを出しているということです。汎用AIでも設定や契約形態によっては同じことが言えるので、Shodoだけが特別というわけではありません。ただ、案件ごとに規約を読み直さなくても済むという点で、判断の手間はたしかに減ります。
料金は4段階
| プラン | 月額 | 主な内容 |
|---|---|---|
| ベーシック | 0円 | 1名まで。文章校正1万文字/回。生成AI校正は週間制限あり |
| プレミアム | 1,000円 | 4万文字/回。ブラウザ拡張・Wordアドイン・Docsアドオン・WordPress連携 |
| マックス | 5,000円 | 10万文字/回。AI校閲(背景情報をふまえた校閲)、PDF校正 |
| ビジネス | 2,000円/名 | 3名〜。相互レビュー、ロール管理、Slack通知 |
すべて税込・2026年8月9日時点です。有料プランは14日間の無料お試しがありますが、無料トライアルは一度だけなので、試すなら実際の案件が動いているタイミングに合わせたほうがいいと思います。
まず無料プランで足りるかどうか
いきなり有料を検討する必要はありません。ベーシックプランが永年無料で、1回1万文字までの校正が使えます。3,000〜5,000文字の記事なら十分に収まる範囲です。
有料にする理由があるとすれば、このあたりでしょうか。
- ブラウザ拡張やWordアドインを使いたい。書いている場所でそのまま校正が走るので、コピペの往復がなくなります
- 表記ゆれの自動チェックとルール設定。クライアントごとの表記ルールを登録できます
- WordPress連携。入稿まで一続きになります
- 1万文字を超える原稿を扱う
逆に、月に数本しか書かない、原稿はいつも3,000文字程度、コピペの手間は気にならない。そういう状態なら無料プランのままで足ります。月1,000円は年間12,000円なので、案件の本数と見合うかは一度計算してみてください。
ツールを入れても、人の確認はなくならない
最後にひとつだけ。校正ツールを入れても、最終確認を人がやる必要はなくなりません。
誤字脱字や表記ゆれのような、ルールで判定できるものは機械が得意です。でも「この表現はクライアントの意図とずれていないか」「この一文は記事の目的に貢献しているか」は、原稿の外にある情報を知っている人しか判断できません。
ツールが減らしてくれるのは、確認の手間であって、責任ではないと思っています。
まとめ
- 原稿をAIに貼ることへの不安は「学習されるか」「クライアントのルール」「未公開情報」の3つに分かれる
- 後ろ2つはツールを変えても消えない。自分で判断するしかない
- Shodoは「投稿された文章を学習しない」と公式に明記している
- まずは永年無料のベーシックプランで、1回1万文字まで試せる
- 有料に上げる価値があるのは、ブラウザ拡張やWord連携でコピペをなくしたい人、表記ルールを登録したい人
わたしはいまのところChatGPTとWordで足りているので使っていませんが、扱う原稿の性質が変わったら検討すると思います。
実際の校正手順はWebライターの校正をAIで時短する方法に、事実確認のやり方はAI文章のファクトチェック方法にまとめています。
参考
- Shodo 料金・プラン https://shodo.ink/pricing/








